ビジネス・ブログ・ブック小川 浩 /上田 一吉 /四家 正紀
毎日コミュニケーションズ 刊
発売日 2005-02
会社で導入する前に「ビジネスブログブック」 2005-07-03
この本では大きく分けて2つのブログの使い方について解説が分かりやすく書いてあります。
●オープン(対外公開型)ビジネスブログ
●イントラブログ(非公開型)
特に2番目のイントラブログに関しては社内での情報共有にはもってこいのツールなので今までメールでの一斉配信をしていた会社もこれは社外に漏れる可能性があります。
もちろんブログにしたら漏れなくなるわけではありませんが、リスクはぐっと減ります。
またプロジェクトの進捗状況なども記録していけるので社内データベースとしても活用することが出来ます。
まだまだ営業所などをFAXを何枚も送って連絡を取り合っていたことからそのわずらわしさも解消されるのでぜひ検討してみると良いかと思います。はなしが前後しますが、業界ではかなり有名な日産TIDA BROG を担当している日産マーケティング本部のスタッフのかたのインタビューも掲載されているので個人的にはこの部分が企業のベストプラクティスとして注目でした。全体的にはある程度基本的なことが分かっている人には大変役立つ本だと思います。
会社で導入を考えている方は是非その前に読んでみることをおすすめします。
価格等の詳細は、別途ご相談……という本 2005-04-06
ビジネス用途のブログ活用法について国内で初めてマトモに解説した本。いわゆるブログツールは簡易 CMS に過ぎないのですが、SGML が XML に簡略化されて成功した前例もあります。本書の端々に見られる「ブログの革新性」の主張は眉唾物ながら、非常に価値の高い1冊だと思います。技術的な(現場レベルの)作業手順などは割愛されているのでご注意ください。本書の内容は、ブログを構成する技術の基本的な概念、利用のポイント、システムを構築・運営する戦略・設計、そしてケーススタディです。WWW 公開型ブログとイントラネット向けブログに分けて解説しており、論点が明快。簡潔なのに抽象に流れておらず、読みやすいのが嬉しいところ。概論と実例の間が抜けているのは、本書がビジネスブログの解説書だからです。システム設計・導入の「作業」は外注に任せ、戦略・運営はコンサルタントに相談しながら進めるのが常道。したがって発注者が事前に学ぶべきは下流工程ではなく、まさに本書の解説している上流工程なのです。ところで、本書にはいくつかのビジネスブログ活用事例が紹介されています。実情を確認できるうちに確認しておくことを勧めます。等身大のブログを知っておくことは、変な勘違いを避けるためにも重要なことです。
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